省エネ意識の高まりにより、近年ますます注目を集めているのがECHONETのLite規格です。スマートハウス向けのプロトコルのECHONETのLite規格は、さまざまな製品に適用されています。例えばエアコンや照明、給湯器、電気メーターなどです。ECHONETのLite規格があることで、家庭内のさまざまな機器を一括で制御することが可能になります。これらは今後もさらに拡大していくと見られ、需要に応じて認証機関や試験機関も増加しています。現在、認証機関と試験機関はそれぞれ7つずつありますが、環境が整って認証を得やすくなった反面、選択肢が多くなったことでかえって戸惑っている方も多いかと思います。そんな方に向けて、ここではECHONETのLite規格の試験についてどのように情報を集めるべきかを解説します。
ECHONETのLite規格の試験の最新情報
ECHONETのLite規格の試験に関する情報を得たいのであれば、コンソーシアムの会員になるのがおすすめです。入会するとフォーラムやプラグフェストに参加することができるようになり、業界の動向をいち早く知ることができます。また、会員専用のサイトで最新情報に触れたり、ニューズレターを受信したりすることも可能です。会員のタイプには幹事会員・一般会員・学術会員の三種類があり、幹事会員はECHONETに認められた企業、学術会員は大学などの教育機関である必要がありますが、一般会員には特別な参加資格は必要ありません。年会費さえ払えばどんな企業でもなることができます。会員が具体定期にどんな活動をしているかは、公式サイトの活動概要や活動報告で紹介されています。まずはコンソーシアムの公式サイトに目を通してみるとよいでしょう。
ECHONETのLite規格の試験情報を発信している機関
コンソーシアムに入会する以外の方法としては、関連企業や支援機関の発信する情報をチェックするなどの方法があります。コンソーシアムの幹事会員企業はHEMSの先進企業ですので、それらの企業のECHONET関連事業のニュースは一読の価値があります。また、ECHONETの認定認証機関や認定試験機関の情報も役に立ちます。但し機関によってそれぞれ対応している器機が異なるため、開発予定の製品に合致した機関をあらかじめ調べておくとよいでしょう。また、支援センターや企業の提供するテストラボなどでも情報を発信していることがあります。これらはECHONETのLite規格の認証を支援するために設けられた施設です。検証環境や技術の提供を行っています。施設によっては無料見学会などを開催していることもあります。ウェブサイト上でもさまざまな情報を公開していますので、こちらも定期的にチェックしておいて損はないでしょう。